市民と職員にガマンを強いる市政でいいのか
宮嶋 良造
今までになく多くの傍聴者が駆け付けた議会最終日(3月23日)に、1か月におよぶ予算や議案の審議を締めくくる討論と採決が行われました。
党議員団4人は市民と職員にガマンを強いる次の14の予算と議案の問題点を明らかにし、反対討論を行いました。
( )内は党議員を含む反対討論者の名前
①職員駐車場料金の値上げ(酒井・宮嶋)
②日当・食卓料の廃止(宮嶋)
③職員給与の3年間2%カット(酒井・河口)
④加茂・山城で1行政地域に複数人いる副地域長を1人にする(酒井)
⑤国保税の値上げ(森岡・西山)
⑥国保の府一元化に関わる条例改正(宮嶋)
⑦リサイクル研修ステーションの廃止(西山・九社前)
⑧新クリーンセンターへの持ち込みごみの料金設定(宮嶋)
⑨一般会計当初予算(宮嶋・酒井)
⑩国保会計当初予算(森岡・宮嶋)
⑪後期高齢者医療会計当初予算(宮嶋)
⑫平成29年度一般会計補正予算第7号(西山・谷川)
⑬森永教育長の任命同意(西山)
⑭消防団員等の公務災害補償における加算額の減額(宮嶋)


22日の議会運営委員会に、当日朝までに通告があった討論者一覧が示されました。 賛成討論は反対討論のある議案の一部だけで、このままでは討論通告者全員の討論ができない状況でした。私は「議会がどのような理由で議案を決めたのか」討論を通して市民にわかり易く伝えるために、議案に賛成する会派は必ず賛成討論を行うよう求めました。
正午の討論通告締め切りまでに幾人かの賛成討論者が出ましたが、先の議案番号④・⑧・⑭には賛成討論者がいませんでした。加えて③・⑦・⑧の3議案で反対討論を通告していたのべ4人が討論できませんでした。議会が一丸となって取り組んでいる「議会のようすを市民にわかりやすく伝える」努力を台無しにするものです。
議案に賛成する公明党議員に「なぜ賛成討論をしないのか」とただすと「時間の無駄」と答えました。あきれた答えでした。どうせ賛成多数で決まるのだから、討論すれば時間がかかるだけと言わんばかりです。これでどうして市民の代表である議員の役目が果たせるのでしょうか。市民に議会の役割が示せるでしょうか。市民と職員にガマンを強いる市長提案に賛成するなら堂々と討論すべきです。
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