酒井 弘一
9月末、府議会議員定数をめぐって、不可解な動きがありました。精華町を木津川・相楽選挙区から分けて1人区にする、府議会定数全体は議員を60から61に増やすとする動きです。震源地は府議会自民党でした。地元は大騒動になりました。
府議会の定数については、3月に精華町議会が、続けて6月に木津川市と笠置町、南山城村の各議会が木津川・相楽選挙区の人口増に見合った定数増(2→3人へ)を求める決議していました。
そこへ突然、この精華町分区の動きです。誰が画策したのか?地元の府会議員は何を考えているのだ?戸惑いはすぐに怒りに変わりました。
まず動いたのは精華町を除く4市町村長です。続けて4市町村議会が動きました。今月1日、首長と議長らが府議会議長へ「決議は人口割における適正な定数配分が趣旨だ。相楽は一つ。今回の変更案は地域の思いを分断するもので決して容認できない」と抗議しました。
それを受けて、3日、府議会は定数を現状維持すると決定。木津川・相楽の府会定数増員の願いは否定されました。この事態に対し、4日、共産党府会議員団は「府議会自民党の激しい劣化と暴走ぶりを示した」とする声明を発表しました。
今回の騒動で残ったのは「木津川・相楽の定数増」の願い見送りだけです。府議会の中では定数増(2→3人)自体には一定の理解を示していた(朝日新聞)だけに本当に残念です。私たちはこの騒動を起こした勢力に厳しく抗議します。
竹川・倉林ポスターを貼り出す

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