酒井 弘一
晴天の5日、議員団4人で椿井大塚山古墳を視察しました。「古墳を守る会」(会員26名)の大山会長と山守事務局長から話を聞いた後、後円部に上がりました。10月中旬に市がきれいに草刈りを行っていて、見通しが大変いい状態です。後円の頂からは木津川や山城町の田園がよく見えます。

椿井大塚山古墳は、3世紀後半につくられた前方後円墳です。しかし、古墳としての発見はごく最近で、1953年(昭和28)、国鉄(当時)の線路脇の拡幅工事で大量の三角縁神獣鏡(30枚以上)と石室、膨大な副葬品が見つかってからです。その後何度も調査が行われ、山城町が1995年から4年かけて行った調査で詳細な規模と形が確認されました。
大きさは、全長175m、前方部の長さ80m、後円部の高さ20m、前方部の高さ10mほどと考えられています。邪馬台国の卑弥呼の墓とされる奈良県の箸墓古墳の形によく似ていて、大きさは箸墓の3分の2ほどです。

現在、鏡や副葬品はすべて京都大学の所有物になっています。また、最初の発見時に出た副葬品は一部が行方不明になっています。木津川市にあるのは、山城図書館(アスピア内)に置かれているレプリカだけです。今年、木津川市はそのレプリカを新調しました。
椿井大塚山古墳は国指定の貴重な文化財です。府や市がそれにふさわしい施策を行うよう願いながら帰路につきました。
来年4月は市議選、市長選、7月は参院選挙
議員団が大塚山古墳を訪れた日、市議選に立候補を目指している加茂の男性がたまたま大山会長を訪ねていました。この方は京都新聞の朝刊にチラシを入れ、各駅でも宣伝しておられます。全市的にはほかに7人の新人が出馬の動きをされているようです。また、市長選も確実です。
議員団は、引き続き4人の議席確保と市政の刷新をともに目指してがんばっています。
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