西山さち子
多くの戸惑いと不満の中で始まった10月からの消費税増税。先週末はどこの店も普段よりも混雑しているように思えました。せめて増税前にと日用品を購入される人が多かったのではないでしょうか。
私もトイレットペーパーやシャンプーなどは買いましたが、夕飯を作っていた時に「料理酒」を買い忘れていたことに気がつき、すごく悔やみました。例えば、「みりん風調味料」は8%で「みりん」は10%。「ノンアルコールビール」は8%で「ビール、料理酒」は10%。「ペットボトルの水」は8%で「水道」は10%等々…。
「軽減税率」と言いますが、ただの「据え置き」です。しかも据え置かれた食料品も増税前から値上げしたり、入っている量が減ったりと、すでに市民生活に影響が出ていました。テレビでも9月に入ってからポイント還元やクレジットなどカードを使って得をする方法などの番組が多かったのですが、さすがに直前には今回の増税が与える悪影響や景気悪化を特集する番組もありました。
元内閣官房参与でもあった藤井聡京大教授は「日本経済は破滅的なダメージを受ける。政権にとって行われた経済災害。景気が悪い時に消費税を増税するなんて理性がない」とまで指摘しています。
消費税が社会保障の財源ではなく、多くが大企業や富裕層の減税に使われた事やいま以上の経済悪化をまねくことからも、日本共産党は「消費税減税・廃止をもとめ」みなさんと行動したいと思っています。
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