酒井 弘一
『6月豪雨による災害の復旧工事』予算が9月議会の議案となっている。その予定地3カ所を見て回った。加茂町山田では農道1カ所、水路1カ所。

8月の末のこの日、山田区ではあちこちで稲刈りが始まっていた。すでに刈り取りの終わった田、家族総出で真っ最中の田、明日の刈り取りの準備のところなどいろいろ。
「やはり茶どころは早いですね」と私。すると 「シシが出始めているので急いでいる」とのこと。「うちはいいが隣の田を見てみ、もうシシが来てるで」。
見てみると、田のあちこちで稲が穴が開いたようになっている。

そばへ行くと周りの稲は実って垂れているのに、イノシシにしごかれた稲が数本立った状態に。田の周りに柵はしてあるが、少々の柵では役に立っていない。

その男性は高い柵にからめた網をはずしていた。「それは何ですか」と聞くと、「シカよけの網なんやわ」と。
以前に加茂は野生動物の動物園だと書いたが、今年はイノシシがかなり増えているように思う。今まで聞かなかったところでイノシシの被害が発生している。先日もサツマイモ畑が全滅だ、と友人が嘆いていた。

市役所が管理するアライグマの檻は前に40基と聞いていた。今は60基に増えている。そのうち両支所には5基ずつ。とても足りないので加茂では増やせ、増やせの声が上がり、今8基になっているとのこと。
シシとかシカ被害のない木津西部でもアライグマは増えている。檻ではラチがあかないので、ある議員は畑を柵で囲ったと言っていた。私はその畑のマクワウリをいただいたが、それはもう本当においしい見事なウリだった。
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