西山 さち子
4月に入ってから、変なお天気が続いていました。4月とは思えないほど冷え込む日があり、桜の開花が例年よりも遅れたようです。普段でしたら、小学校の入学式には、新一年生が学校に植えてある満開の桜を見上げ、どきどきしながら上級生に連れられて登校するのですが。

南加茂台小学校正門横の桜

今年は35人1クラスの南加茂台小学校
私の住む南加茂台は、団地が出来てから30年が過ぎました。小学校を始め、何カ所か団地の中に桜の名所があり、枝振りも立派でそれは見事なものです。
残念な事に、何年か前から花粉症の症状が出て、この時期はつらいのですが、やはり桜を見ると楽しい気持ちになります。

わが家にも新一年生がいます。こちらは、義務教育を終えた高校生ですけれど。
上の子と違い、成績も芳しくないのですが、親から見ると素直で純粋な良い子です。成績重視・学歴偏重の今の時代では、その個性だけでは難しいのかもしれませんが、学校へ出す書類に「長所・笑顔」と記入しました。
もちろん、入学する高校も、上の子が行っていた所とは少し違います。校長先生の式辞、PTA会長の祝辞にも、「しっかりとルールを守る。服装の乱れが無いように」の言葉が入っていて、その“違い”に少し戸惑いました。
子どもとその友人たちは「当たり前の、同じ話ばっかり何度も聞かされてうんざりする」と嘆いていました。
この春、期待と不安の入り交じる、新生活がスタートしました。
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