むらき恵子
3月27日に、ワーキングホリデーとやらでオーストラリアに行った娘〈三女〉は、無事4ヶ月間の語学学習を終えて、8月からアルバイト生活に入った。
初めの2ヶ月間はタスマニアの牧場で羊の世話。タスマニアは、北海道の約8割の広さの島だが、町に出なければ電波が届かないそうで、「電話も携帯もテレビもない。何もやることがなく、夜8時には寝ている。のんびりした生活で、時間が止まったようだ」と、3週間後に連絡が入った。
当初は、「働けば部屋代と食費が無料。残業代は全て貯金できる」ということだったが、「のんびりしていて残業するほどの仕事がなく、お金が貯まらない。」と、2ヶ月で仕事を辞め、「10月にはゴールドコーストに移り、海で仕事をする」と連絡が入った。ゴールドコーストはリゾート地。「給料を貰って部屋代と食費を払うので、残りが貯金できる。」ということだったが、しばらくしてメールが届いた。
『今、こっちは雨で仕事がなく、なかなかお金が貯まらない、、、、、。こっちも不景気だし、お金ってやっぱりうまいこと貯まらないもんだね。11月末に1年間延長のピザが取れるので、取れたら一度日本に帰ります。日本に帰ったら、こっちに来るまで、短期のバイトでもしようかな、、、、。』『生活は大丈夫なの? 』とメールを送ったら、昨日やっと返事が来た。『今は農家で働いている。毎日朝4時から昼まで、玉葱の収穫をしている。メッチャ疲れる!』
取らぬ狸の皮算用。を外国でしっかり学んでいる娘がおかしい。母親の心配などお構いなしに、しぶとくたくましく生きている娘。一時帰国が今から楽しみだ。〈左から3番目が娘)

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