9月7日(火)
小中学校等の「暑さ対策」についての緊急申し入れ 2010年9月7日
木津川市教育委員会
教育長 久保 三左男 様
申し入れ趣旨
私たち日本共産党議員団は、夏の暑さ対策としてエアコンや扇風機の設置を要望してきましたが、木津川市と教育委員会では、普通教室への扇風機設置を計画的に行い、昨年度は全ての設置が完了したところで、大変嬉しく思っておりました。ところが今年は、30年ぶりの異常気象といわれ、5日は京田辺市で府内過去最高となる39、9度を記録しました。熱帯夜も連続23日続いており、今年は室内においても熱中症で倒れ亡くなる例が後を絶たず、9月も高温予報が出され、学校環境は過酷といわなければなりません。
今の教室の現状は、「夏期では30℃以下」「もっとも望ましい温度は、25℃~28℃」とした文部科学省「学校環境衛生基準」からまったく逸脱しています。また労働安全衛生法、建築物衛生的環境確保法においても、同様の基準を設けていますが、これからもまったく反する状況で、私たち共産党議員団は、エアコンの設置されていない学校で働き学ぶ児童生徒と教職員の健康状態に、心を痛めているところです。
申し入れ事項
1、全校で室温調査をすること。
2、体育大会や運動会の練習と当日の安全を第一に考慮し、テントやミストの確保を徹底すること。
3、扇風機の設置されていない教室の利用については、扇風機を確保し、エアコンの設置されている特別教室なども、積極的に活用すること。
4、アトピー性皮膚炎など健康面での配慮が必要な児童生徒については、保護者・担任・養護教諭との連携を十分に取り、適切な対応をすること。
5、来年度に向けて、全ての教室と特別教室へのエアコン・ミスト・冷風機の設置を検討し、予算の確保に努めること。 以上
考えてみれば、公共施設にエアコンが設置されていないのは公立の小・中学校だけではないでしょうか。校舎が古くなっても建て替え予算すら出さない日本の異常。日本の公的教育支出は国内総生産(GDP)加盟国のなかで最下位だそうです。(先進国でつくる経済協力開発機構(OECD)の教育施策に関する国際調査「図表で見る教育2010」で発表)
この記事に対するコメント・トラックバック [2件]
2. 酒井 弘一 — 2011/12/24@21:50:15
議員団ブログには、確かに議員個々の趣味に関する記事もあります。それはそれでいいと思っています。
しかし、今の木津川市が抱える問題は、教育現場の苦労などにどれだけ目を配っているか。またその他にも、議員がさまざまな市民の皆さんとどれだけ接し、市政と市民のくらしの実態をどれだけ把握しているか、ということだと思います。
情報提供のあり方については、あらためて考えて行くつもりです。
議員団の活動には、いろいろと不十分な点があると思いますので、どうぞこれからもご意見をお寄せください。
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