住民説明会は継続に
6月2日と3日の夜、木津川市は、「汚水処理計画見直し案に」ついて、初めて瓶原地域の住民全体へ説明会を行いました。(京都新聞4日付で報道)
初日は、50人以上の住民が参加。大変熱心なやり取りが続き、終了は予定の9時半を大きく超えて10時40分を過ぎていました。2日目も50人以上の住民参加がありました。
話の焦点は、①旧加茂町時代の下水道の約束を破るのか。②浄化槽で農地は守れるか.③治水計画のない浄化槽設置でいいのか、などでした。
酒井弘一が参加した初日の説明会は、合意点もなく、強い対立状態で終了。あくる2日目も同様の論議が続きました。しかし、2日目、市長から①合併時に難波町長から経過や事情は聞いている。②あらためて説明会を開く。との発言があり、市の対応に変化がありました。
市の汚水処理計画によると、瓶原地域以外に山城町や木津でも下水道から浄化槽へ変更される地域があります。市は今後それぞれ説明会を行う予定です。その際、市として、何より、それぞれの地域の住民の感情や願いををくみ取った対応が必要です。
同時に、議会には瓶原地域から請願が出されており、地域の願いに真剣に向き合うことが求められています。

「治水計画」と、浄化槽は関係ないと思います。下水道も、治水目的はありません。
>浄化槽で農地は守れるか。
いま、「家庭排水垂れ流し」状態から、「処理排水」に変わるのだから、
いつできるかわからない下水道を待つより、確実に水はきれいになるはずです。
浄化槽の処理能力は、メーカー次第。滋賀県の環境団体推薦の浄化槽は高性能。
>何より、それぞれの地域の住民の感情や願いを
「感情論」でいうと、「なんで、他の家のし尿処理水を下流の我が家が引き受けるんだ?」ということになりますが、
下水道を作っても「なんで、他の市の処理水を下流の我が市が引き受けにゃならんのだ?」ということになります。
(京都府で下水道を作ったら、どこへ流す? という問題)
京都の「流域下水道」は、ゼネコン儲けの手段であって、
1世帯あたりの建設費用と、1戸あたりの設置費用、ランニングコストも含めて、トータルで合理的な方法を考えるのが「一番」だと思います。